サラサラ?ベトベト?汗の種類と質について解説!臭いを軽減するには?

汗の種類(温熱性発汗、味覚性発汗、精神性発汗)や質(サラサラ、ベトベト)の違いについて解説しています。汗の臭いの原因やサラサラで無臭の汗をかくための方法や、熱中症対策にもつながる行動についても要チェックです!「嫌な汗」ではなく「良い汗」をかいて過ごしましょう。
汗の種類と質
酷暑!
今年の夏はその一言で片付いちゃうのかな?と思うほどに暑さが厳しかったですね。
暑さ寒さも彼岸過ぎまで、といわれますが、秋の彼岸は9月中旬から下旬ごろ、、、、
暑さが苦手な私にとってはまだまだ先が長いや、と思いやられます。

そんな暑い中でもヒトのカラダは高性能!体にたまった熱は汗とともに放出します。
汗っかきの私としては汗がすごく嫌なのですが、からだから汗が出て皮膚で蒸発する時に発生する気化熱で熱を取ってくれる優れものです。
今回はその汗についてまとめてみます。

汗の種類


汗にも種類があり、温熱性発汗、味覚性発汗、精神性発汗と呼ばれるものがあります。

温熱性発汗


気温や運動などで体に熱がこもってくると出てくる汗ですね。
人それぞれに体温は微妙に異なりますが、ヒトのカラダは体温が上がると汗をかいて調整してくれます。
運動やサウナなどでサラッとした汗を流すと脳にも精神的にもリフレッシュできるので「良い汗」になります。

味覚性発汗


激辛ブームが流行っている中、TVで汗を流しながら激辛食品を食べている方がいますが、まさにそれが味覚性発汗になります。
私には激辛食品=唐辛子?というイメージがありますが、唐辛子に含まれているカプサイシンが刺激して発汗を促しているようです。
カプサイシンはダイエット食材にも使われたりもしますね。

精神性発汗


一言でいうと「嫌な汗」ですね。
プレッシャーや嫌なことがおきた時、焦りや驚いた時にも汗が出ますが、それがこの精神性発汗と呼ばれるようです。
ストレスが原因で発汗した時などはアンモニアの濃度が濃くなり、においにつながるといわれています。
汗をかくならば楽しんでいるときにかきたいものですね。

汗の質


このように汗には温熱性、味覚性、精神性の大きく3種類があるようですが、感覚的にもサラサラな汗やベトベトの汗もありますね。
汗の質の違いについても調べてみました。

その前に、、、汗ってそもそも何からできているの?って疑問ですよね。
まず、汗は血液から作られているようです。
ヒトのカラダは毛細血管を含めて多くの血管がありますが、血管と中の血液がラジエーターの役割になってカラダの熱を吸収し、熱を放出するために血液から水分とミネラルやナトリウムなどを取り出して体外に排出しています。

つまり、毛細血管が詰まっているところ「腋」を冷やすと、冷まされた血液が体内をめぐり、からだの熱を素早くとりぞくこともできるようです。
おっと、、話が脱線しましたね。
この血液成分がサラサラ汗とベトベト汗の違いになり、においの原因にもつながると言われています。

ベトベト汗


血液の成分について調べたのに理由がありますが、その理由は汗の質に影響があるからになります。
汗にはミネラルやナトリウムなどが含まれ、中には脂質も混じるようですが、成分が混じることで粘度が生まれてベタっとした汗になります。
タンパク質や脂質等は雑菌の大好物。
雑菌が成分を吸収や分解してにおいの原因になります。
ベトベト汗は乾燥しにくいので体温も下がりにくく不快になりますね。

サラサラ汗


ベトベトする汗の原因が水以外の成分のせい?
では、成分を減らすといいのでは?
サラサラ汗は成分が水に近く、ミネラルやナトリウムが少なくなります。
成分はどこに?と思われますが、血液に帰っていくようです。
水に近い汗は乾燥も早いので熱を取り除く作業も優れます。
だからサラサラ汗=「よい汗」と呼ばれるのでしょうね。

汗かきトレーニング?サラサラで無臭の汗をかくには?


どうせならば汗をかくなら無臭でサラサラの方がいい!私もそう思います。
じゃあどうすれば?と思われますが、汗をかく練習をすればいいんです。
特に梅雨時期は汗がベタベタで不快にならないですか?
10月以降で汗をかかなくなると、汗を出す汗腺がさぼってミネラルやナトリウムなどを取り戻さず汗と一緒に出ていきやすくなります。

では、汗腺を起こしてあげましょう。
春先から軽めの有酸素運動で汗を出してあげると、はじめはベトベトした汗が出るかもしれませんが梅雨時期や夏場には汗腺が起きてサラサラ汗にかわってくれるでしょう。
運動が苦手な人でも半身浴やサウナ、岩盤浴などでじっくりと汗をかいてあげると効果があるようです。

汗へのケア


汗かきな人やベトベト汗の時期に大量に汗をかくと怖いのが熱中症ですね。
春先や梅雨時期に熱中症になりやすいのは、汗とともにナトリウムなどを失うからのようです。
また、尿酸値が高い人は急激に汗をかいて脱水症状まで追い込んじゃうと痛風につながるなど、、、
筆者も脱水症状から痛風のコンボで今年初めて痛風を経験しましたがあれは地獄、、、
ヒトは1日に2Lほどの水分が出ていくといわれていますが、水分が不足すると血液も減り、汗の質も悪くなります。
良質な汗にはしっかり水分補給!熱中症対策にもつながりますのでしっかりとりましょう。

まとめ


汗についていろいろと調べてみましたが、いろんな種類の汗や原因などを知ることができました。
夏場にいい汗をかくために春先や冬場の運動、サウナも効果的など新しい発見ですね。
風邪や熱などで体温が上がった時にも助けてくれる有能な汗を、サラサラ汗で更にいい関係にしていきましょう。


生産管理課 山崎 博士
2022年08月23日
お見積り依頼