猛暑にマスク。コロナ禍における熱中症対策と予防について

今回は熱中症の対策と予防というお話です。今年は新型コロナウイルスの出現によりマスクの着用などの従来の生活とは異なる為、より危険度が高まっています。
コロナ禍における熱中症
こんにちは、今年は特に夏の始まりが遅く7月の終わりになってようやくセミの鳴き声が聞こえ、猛暑の日々がやって来たという感じですね。

さらに今年は新型コロナウイルスにより、オリンピックイヤーでスポーツの年になるはずだった私たちですが、オリンピックも無くなり、夏の全国高校野球や各スポーツ大会も中止や延期になり、この夏は楽しみがどんどん減ってきています。

さて今回のコラムでは熱中症の対策と予防というお話です。

毎年のようにこの熱中症の話を誰かが書かせて頂いているのですがそれだけ熱中症というのは危険な物なのです。
特に今年は新型コロナウイルスの出現によりマスクの着用などの従来の生活とは異なる為、より危険度が高まっています。

※これまでの記事も是非参考ください。
熱中症の症状の分類と対策・予防の方法解説
脱水症状の対策・予防について。原因は水分不足とミネラル不足


熱中症の症状


熱中症の症状には、以下のようなものがあります。

・めまいや立ちくらみ、顔のほてり
・筋肉痛や筋肉の痙攣、足がつる
・倦怠感や吐き気、頭が重い、頭痛(体がぐったりし、力が入りにくい状態)
・汗のかき方がおかしい(何度拭いても汗が出る、もしくはまったく汗が出ない状態)
・体温が高く皮膚が赤く乾いている
・呼びかけに反応しない、おかしな返答をする
・まっすぐ歩けない
・自分で動けない、水分補給ができない

など

※特に、汗をかかなくなるということは体内の水分が大幅に減少していますので要注意です。
また、呼びかけても反応がなかったり、問いかけにきちんと返事が出来ていない時は重傷である可能性が高いので、急いで治療してもらうことをお勧めします。


熱中症の原因


熱中症の原因は、体温が大幅に上昇することで、人間がもつ体温調節機能のバランスが損なわれ、熱が体内に留まってしまうことになります。

人間は汗をかいて、乾燥する時に体内の熱を体外へ放出するなどして体温調節を行いますが、これらの対応がとれなくなった時に熱中症を発症します。

熱中症になる要因は

・気温が高い、湿度が高い、日差しに当たっている、風通しが悪い、などの「環境要因」
・子ども、高齢者、脱水状態などの「身体要因」
・炎天下で活動する、水分や休憩がとれない、日陰などで休まない、など「行動要因」

の3つに分かれます。


熱中症の予防


水分をこまめにとろう


喉がかわいていなくても、こまめに水分をとりましょう。
水分といっても水だけでは汗で失われたナトリウムなどを補充することができず、体内に残っているナトリウムを薄めることにもつながりますので注意が必要です。

塩分や糖分が含まれているスポーツドリンクは、汗で失った養分を補給できますのでお勧めです。
中には体内に早く吸収できるようにしているスポーツドリンクもあります。

塩分をほどよく取ろう


塩分が含まれたタブレットや飴など簡易的に、また携帯しやすい製品がありますね。
塩分は汗と一緒に大量に失いますので、日常の食事でも適度にとり、スポーツや仕事など大量の汗をかくときには忘れずに補給しておきましょう。と言ってもとりすぎは注意ですよ。

丈夫な体をつくろう


バランスのよい食事と適度な水分補給。
そして大事なのはしっかりとした睡眠です。

実は睡眠時も大量の汗をかいて睡眠時熱中症なんてことも。
睡眠不足も熱中症の大きな原因になります。
十分な睡眠で体調を整えることで熱中症になりにくいからだをキープするのも大事ですね。

通気性や吸水性の良い寝具を使用する、エアコンや扇風機を適度に使うなどで睡眠環境を整え、疲れを取り除くためにも日々ぐっすりと眠ることが大切です。

冷却グッズを身につけよう


冷却シートやスカーフ、扇風機でも首掛けタイプや衣服ついているものなど、日常生活から就寝時につかえる便利グッズが増えましたね。

冷却グッズもおすすめです。
特に太い血管で身体の表面を個所は血液が冷気を体内に循環させるので効果的です。


こんな人は特に注意!


・子ども
・高齢者
・屋外で働く人
・キッチンで火を使うとき
・スポーツをするとき
・犬や猫を飼っている人
・室内で過ごすとき

※熱中症は気づくことで防げます。私は大丈夫ではなく、みんなで気をつけることで熱中症を防ぎましょう。


令和2年度の熱中症予防行動


新型コロナウイルスの出現に伴い、今後は、一人一人が感染防止の3つの基本である①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策をこれまで以上に取り入れた生活様式を実践することが求められています。

※マスクについて
猛暑の中でマスクをつけると息苦しさに加えて熱気もこもりますので熱中症の発症リスクが増加する可能性が高いです。
このため、屋外で人と十分な距離が確保できる場合は、熱中症のリスクを考慮し、マスクを外すなどの対応も意識してみましょう。

また、夏場は特に疲労が溜まりやすくなりますので、高負荷作業や運動時にはマスクの着用は控え、こまめな水分補給を心掛けるようよびかけましょう。
のどが渇いたな、っと思った時にはすでに水分不足になっているので注意しましょう。
周囲の人との距離を十分にとれる場所で、適宜、マスクをはずして休憩も必要です。


まとめ


今年になり新型コロナウイルスが大流行し、普段と違った生活様式を強いられる中、マスク着用による熱中症にも気を付けなければいけないという更にストレスになるような世の中になっています。

こんな時だからこそ「私は大丈夫」じゃなく一人一人の意識を変えていくことで熱中症予防にも繋がっていくので力強くみんなでこの夏を乗り越えましょう!


本社営業部 田原 広智
本社営業部 内布 航
2020年08月07日
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